お客さんに気持ちよくお酒を飲んでもらうことが基本

キャバクラに集まるお客様は仕事や家庭でのストレスを解消するため、また自身の心の寂しさを埋めあわせるために癒しを求めてやってきます。
顧客がキャバクラに求めるものにそれぞれ違いはあっても、キャバ嬢は楽しく明るく気持ちよくお酒を飲んでもらうことを心がけるのが基本。

そのためにはお客様とのスムーズなコミュニケーションが重要になります。コミュニケーションのためには情報収集が欠かせません。
毎日多くのお客様と接するキャバ嬢が、いかにして効率的に情報収集できるか、顧客との話題を増やせるかをレクチャーします。

お客様の情報を忘れないために

毎日さまざまなお客様を接客するキャバ嬢は、一度見たお客様を忘れないように配慮するのがマナー。
もし名刺をもらったら、誰も見ていないときに「身長が高い」「IT系企業勤務」「ネット広告の話題」など、身体的特徴や勤務先、そのとき話した話題、趣味、日時(日付)などを書きこんで保管しておきましょう。
こと細かに覚えておくことはできなくても、後で名刺をみると記憶がよみがえってくるはずです。

キャバ嬢のなかには一度見ただけのお客様では、名前も顔も全然覚えられないという女の子も当然います。
そんなときはツーショットで写真を撮ってもらうとOK。
お客様の許可なく勝手に相手の写真を撮るのはルール違反ですが「記念に一緒に写真を撮ってもらえますか?」と一声かければ問題ありません。
ただし「女の子と一緒に写真に写るのはイヤだ」というお客さんには無理強いはしないこと。
写真に相手の名前を入れておくと後でわかりやすくなります。

共通の趣味が見つからないときは?

キャバクラに通ってくるお客様は男性がほとんどなので、共通する趣味といってもなかなか合わないものです。
ゴルフや野球が趣味という女の子は少数派ですし、釣りや相撲観戦と言われても「私も相撲が大好きなんです」と言えればいいのですが、なかなか理解できないもの。

そんなときはウソをついて「私、稀勢の里のファンです」と言っても話しをしているうちにバレてしまうものです。
共通の趣味が見つかればいいのですが、それが見つからないときは無理に合わせず「そうなんですか、楽しそうですね」と相手の話しに共感すること。

もし相撲に興味がなくても、最低限ネットニュースやワイドショーなどをチェックして相撲にまつわる話題を探しておきましょう。
ネットニュースはほかにも時事ネタ探しに有効です。
男性が興味をもつような経済の話題やスポーツ、競馬など、サラッとチェックしておくと良いですよ。
話題の引き出しが多いと、その分話も盛りあがりやすくなりますね。